プロ人材活用事例
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製造業
企業DATA
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フセハツ工業
株式会社- 企業DATA
- 設立/1950年
資本金/1,250万円
従業員数/45人
本社/東大阪市
http://www.fusehatsu.co.jp/
バネの可能性は無限大!
治具を極めてさらなる飛躍を
事業内容
細かいオーダーにも応える
バネの総合メーカー
各種スプリング製品(バネ)の製造・販売を手がける。圧縮バネ、引きバネからダブルトーションバネ、リングバネなど専門的な製品まで、幅広いオーダーに対応している。
企業紹介
職人の手作業で
特殊なニーズに対応
洗濯バサミなどの生活雑貨から家具、自動車に至るまで、身近な場所に数多く使われるバネ。現在、その製造工程の多くは機械化されているが、同社では今も一部の特殊なバネについては職人の手曲げ加工で対応している。あらゆるオーダーに応えることで「困ったときはフセハツ工業に」というポジションを確立している。
採用したプロフェッショナル人材の声
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ずっと治工具づくりに関わってきた経験を生かしたいと思って転職先を探していたのですが、フセハツ工業の工場を見学して「ここなら自分の経験を生かせる」と感じました。以前はマグネット製造の治工具に関わっていたのですが、根本的なノウハウは似ています。より良い治工具をつくって皆さんの作業負担を減らし、少しでも効率化と業績向上に貢献していきたいですね。ありがたいことに、多くの企業様から日々新たな問い合わせやご相談をいただいています。世の中の技術がどれだけ進歩しても、バネの需要はなくならない上に、その原理自体は何も変わりません。その中で、新たなニーズに応えていくため、バネをつくるための治工具もブラッシュアップしていく必要があります。職人さんが高齢化が進む中、若い方々への技術継承も含め、治工具の分野で私の経験を生かしていきたいと思っています。
鈴木 浩昭さん HIROAKI SUZUKI
以前はマグネットのメーカーで治工具の加工や改善・修繕に携わる。その後、1年間ほど営業職を経験した後、2017年4月にフセハツ工業へ入社。1年間の営業職時代を除き、一貫して東大阪でモノづくりに関わり続けてきた経歴から、治工具の改良やメンテナンスの即戦力として活躍している。さらに営業経験を生かして、顧客との渉外にも力を発揮する。
治工具の内製化で、品質、
コストともに優れた製品を提供
フセハツ工業 株式会社
代表取締役社長 吉村 篤さん
弊社は創業以来バネの製造を専門に手がけてきた会社ですが、バネそのものに加えて、バネをつくるための治工具をつくることも大切な仕事です。今回、その部門の後継者を探すためにプロ人材拠点を活用しました。治工具の作成やメンテナンスにはモノづくりの専門的なスキルが求められます。旋盤やフライス盤を使いこなせるのはもちろん、自分で発想して図面を描き、新しい工具を生み出す力が求められるのです。その点、今回入社いただいた鈴木さんは適任で、プロ人材拠点によって良い人に巡り合えたと感謝しています。鈴木さんの入社によって、若い世代の社員もモチベーションが上がり、滞っていた仕事が前に進むなど良い効果も生まれています。また、前職でのネットワークを生かして、会社のコネクションを広げる動きもしてくれていて、期待以上の効果を感じています。
バネはあらゆる産業に使われる部品であり、日々新たな機能・性能を求められています。その一方でバネの工作機械を提供するメーカーは減っており、自分たちで生み出す必要が出てきています。弊社では治工具も内製できるメーカーとして、今後も品質、コストの両面で顧客のニーズに応え続けていきたいと考えています。
※掲載の企業情報は取材時点での情報です